地方創生にこそ“SNS”を!世界へ発信!効果的な活用方法とは?

地方創生にこそ“SNS”を!世界へ発信!効果的な活用方法とは?

この記事でわかること
ー実は大きなギャップが…?!効果的なSNSの選び方
ー「せんとくん」や「ひこにゃん」も活躍?!成功例から見る活用法とPR施策
ー著名人・インフルエンサーの活用によるファン層の広がりと、ポイント

目次
1. 自治体が利用しているSNSとユーザー実態にギャップがある?
2. SNSは地域PRに効果的!
3. 自治体のSNS利用の成功事例
   └マスコットキャラクターの活用
   └著名人・インフルエンサーの活用
6. まとめ

 


登場人物
仁くん
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26歳、ある企業のマーケティング担当をしている若手熱血ビジネスマン。
ちょっぴりどんくさいところがあるが、周りから好かれている。

紙谷さん
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アパレル/メイクアップアーティストの経歴あり。
2021年に中途採用でKAIKETSUに入社。(※2023年にCARTA ZEROの前身であるATRAC社と統合)
CARTA ZEROのアカウントプランナーとして、美容商材を中心にSNSマーケティングを担当。戦略提案を行う。

〈趣味・好きなこと〉
映画鑑賞・ゴルフ・ワインなど

自治体と生活者との間に存在するSNS利用のギャップ

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仁くん

地方へ旅行に行きたいな〜。

紙谷さん

いいね!どこに行くかは決まってるの?

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仁くん

候補はいくつかあるんですが、SNSでも地域の情報があまり見つからなくて…

紙谷さん

そうなんだ。実は、地方自治体が導入しているSNSと、みんなが利用しているSNSの間にはギャップがあるみたい。
令和4年時点で、LINEやYouTubeなどの国内利用率は約90%となっているのに対し、自治体でのSNS導入は70%以下となっているの。一方、自治体の導入率は、Facebookが70%以上と高いんだけど、日本では利用率が10%程度と少ないのよ。

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出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>」、都道府県市区町村の公式メディアよりCARTA MARKETING FIRM(現CARTA ZERO)作成

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仁くん

なるほど、だから情報を探しても、なかなか見つからなかったんですね!

紙谷さん

ちなみに、仁くんはどのSNSを使って調べているの?

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仁くん

YouTubeで次に行きたいところを探したり、Instagramで気になる場所を検索して詳しい情報を探したりすることが多いですね。最近はTikTokも使うようになりました!

紙谷さん

TikTokは最近利用率が増加しているSNSで、なんと10代の利用率は66.4%、20代の利用率は47.9%まで伸びているのよ。

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仁くん

そんなに!若者へのアプローチにはぴったりのSNSですね。

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出典:総務省「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査結果報告書」、「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査結果概要」、「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査結果概要」、「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 調査結果概要」よりCARTA MARKETING FIRM(現CARTA ZERO)作成

SNSは地域のPRに効果的!

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仁くん

自治体がSNSを導入するとどんな効果があるんですか?

紙谷さん

自治体によるSNS活用は、様々な効果が期待できるんだけど、中でも、地域経済を復興させる「町おこし」に、特に効果的なの!国内外の観光客に向けて、その町の魅力を伝えることができるよ。
日本交通公社によると、Z世代が国内旅行の情報収集に、「SNSやブログ、動画投稿サイト」を用いる割合は「3.5〜5割」と他の世代に比べて高く、旅行先の検討にSNSを利用する人が増えているみたい。
〈参照〉国内旅行におけるSNS・写真に対する意識/実態 ~JTBF旅行実態調査トピックス~ | (公財)日本交通公社

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仁くん

確かに、僕もどこに行くか考える時SNSを参考にすることが多いなぁ。

紙谷さん

さらに観光庁によると、訪日外国人が出発前に役立った旅行情報源は「SNS」が2番目、「動画サイト」が3番目に多いのよ。
つまり、SNSでの情報発信はインバウンド集客にも繋がるの!

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出典:観光庁「訪日外国人の消費動向(2022年)
(https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/content/001609726.pdf) より株式会社CARTA MARKETING FIRM(現CARTA ZERO)作成

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仁くん

日本国内だけでなく、海外の方にも情報発信できるのは魅力的ですね!
もしかして、SNSならコストも抑えられるのでは…?

紙谷さん

その通り!SNSはハッシュタグを上手く活用すれば、海外にも情報が届けられるから、テレビCMや海外での宣伝などに比べて、低コストで情報発信ができるわね。

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仁くん

写真や動画など視覚情報が多いので、言語に関わらず地域の魅力をアピールできるのもいいですね!

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自治体のSNS利用の成功事例

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仁くん

具体的に自治体がどのようなSNS活用をしているのか教えてください!

紙谷さん

今回は2つのジャンルの成功事例を紹介するね。

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マスコットキャラクターの活用

紙谷さん

仁くん、「マスコットキャラクター」ってわかる?

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仁くん

はい!ご当地キャラなどの地域の魅力を伝えてくれるキャラクターですよね!
それぞれの地域の個性があって面白いですよね。
SNSと関係あるんですか?

紙谷さん

実は最近、自治体のマスコットキャラクターによるSNS発信が地域のPRを後押ししているのよ。

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仁くん

そうなんですか!

紙谷さん

まずは、奈良県のせんとくん!
奈良県の観光プロモーション課では、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、YouTubeなど幅広くSNSを運営しているの。HPには「せんとくんの仕事部屋」(https://www.pref.nara.jp/36939.htm)という専用ページを設けていたり、どのアカウントも、せんとくんをアイコンにしていたりと、せんとくんを全面的に押し出したPRを行っているわ。

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仁くん

せんとくん推しがすごいですね。

紙谷さん

TikTok(@narakankopuromo)では流行りのネタも取り入れて、観光名所である信貴山で、せんとくんのストリートスナップを撮る動画の再生数は、なんと、1万回を超えているの!

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仁くん

せんとくんのストリートスナップ…!?確かに気になります!!

紙谷さん

マスコットキャラクターを用いることで、変化の速いTikTokのトレンドにもすぐに対応できるから、地域に興味を持つきっかけを作ることができるのよ!
マスコットキャラクターは、自治体と企業や著名人のコラボを行う際にも、視覚化しやすいから、PRに最適なんだよ。

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仁くん

マスコットキャラクター、侮れない!!

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仁くん

他にも、マスコットキャラクターを活用している自治体ってあるんですか?

紙谷さん

まだまだあるわよ!例えば滋賀県彦根市は、広報としてInstagramやX(旧Twitter)、TikTok、YouTube、Facebookなどの複数のSNSを利用しているんだけど、この広報用とは別に、マスコットキャラクター「ひこにゃん」専用のInstagram、YouTube、Facebookアカウントもあるよ。

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仁くん

ひこにゃん!僕も知ってます!

紙谷さん

ひこにゃんのInstagramアカウント(@hikonyan_hikone)では、ひこにゃんの日常や、「もっちり、元気と癒しをお届けする」様子を発信していて、令和5年6月に開設したにも関わらず、フォロワー数がなんと1.3万人を超えているの!

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仁くん

半年で1万人以上のフォロワーが!?凄い人気…!

紙谷さん

ひこにゃんは専用のSNSだけでなく、彦根市の公式TikTok(@hikone_tiktok)にも度々「踊ってみた」動画を投稿しているよ。

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仁くん

今調べてみたんですけど、「ひこにゃん音頭」、キャッチーな音楽とダンスがかわいいですね!

紙谷さん

TikTokは音楽やダンスと親和性が高いから、こうしたPRは効果的よね。また、マスコットキャラクターはアイキャッチがしやすいから、投稿が埋もれやすいSNSでも目立たせることができるのも強みだね!

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仁くん

なるほど。確かに、まず動画を見てもらえるように埋もれないようにすることも大事ですよね!

著名人・インフルエンサーの活用

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仁くん

そういえば、2つの成功事例があると言ってましたが、もう1つは何ですか?

紙谷さん

よくぞ聞いてくれました!
2つ目は、著名人やインフルエンサーを活用している自治体について紹介するよ!
まずは著名人を起用したSNS施策を行っている鳥取市!

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〇鳥取県鳥取市 新しい学校のリーダーズ

紙谷さん

鳥取市は「いつまでも暮らしたい、誰もが暮らしたくなる、自信と誇り・夢と希望に満ちた鳥取市」の実現を目指し、2014年から「#鳥取家族」というシティプロモーションを展開しているんだけど、2023年に「新しい学校のリーダーズ」とコラボで、注目を集めたの。

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仁くん

えっ!TikTokをきっかけに「オトナブルー」で大ブレイクした「新しい学校のリーダーズ」!?

紙谷さん

そう。2023年に発表された楽曲「青春を切り裂く波動」のミュージックビデオの撮影地に鳥取市が採用され、市の全面協力で撮影が行われたの。新しい学校のリーダーズ公式YouTube(@ATARASHIIGAKKO)で公開されたMVの再生数は、現時点(2024.1.18)で340万回再生と大きな話題を呼んだのよ!

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仁くん

自治体と協力してMVが撮られることもあるんですね...!それにしても、驚異的な再生回数。

コメントでも、撮影地を懐かしむ声や鳥取市に行ってみたいという声が多く上がっていますね!

紙谷さん

こうしてSNSで人気の著名人とコラボすることで、地域の持つ魅力をネット上で存分にPRし、新たな観光客の誘致へと繋げることができているの!

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仁くん

MVに様々な国の言語でコメントが投稿されていることから、海外へのPRも期待できそうですね!

紙谷さん

ところで仁くん、「ローカルインフルエンサー」って知ってる?

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仁くん

なんとなく聞いたことはあるけど、詳しくは知らないです…

紙谷さん

ローカルインフルエンサーは、特定の地域や地域社会で影響力を持つインフルエンサーよ。地元の文化やトレンドに精通していて、その地域の製品やサービス、イベントなどに対する意見や情報を発信しているよ。

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仁くん

具体的にはどういうことをするんですか?

紙谷さん

活動内容は地域によって様々だけど、ここでは島根県の例を紹介するね。

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〇島根県 友利 新さん

紙谷さん

島根県のローカルインフルエンサー友利新さんは、皮膚科医・内科医という医師の立場から「美しく生きるための美と健康に関する啓蒙活動」をメディアを通じて行っているの。登録者数84万人を超えるYouTubeチャンネル(@aratatomori)を持っているわ。

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仁くん

お医者さんがローカルインフルエンサーなんですか!?

紙谷さん

そうなの。実は島根県は、株式会社ポーラの「ニッポン美肌県グランプリ」で、グランプリ獲得回数日本一を誇る「全国一の美肌県」として、美肌に関するPR活動を行っているの。友利さんは美容のプロとして「美肌県島根プロモーション」のアンバサダーに就任したというわけ。

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仁くん

なるほど、美肌つながりか~!

紙谷さん

友利さんは、アンバサダーとしてInstagramやYouTubeを利用しているんだけど、島根県の隠岐を2泊3日で訪れたVLOG動画は3.6万回再生されていて、コメントでは「島根県に行きたくなったとの声」や、「来訪を喜ぶ島根県民の声」が寄せられていたわ。

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【VLOG】2泊3日で島根県の隠岐に行ってきました! (youtube.com)

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仁くん

美容のプロが発信しているから説得力が増して、地域の魅力がより伝わりますね!

紙谷さん

ローカルインフルエンサーの場合は、その地域に魅力を感じて情報発信をすることが多いから、親近感を持たれやすいというのも強みね。

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まとめ

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仁くん

今日はありがとうございました!
自治体のSNS利用は、地域のPRにぴったりだということが分かりました!

紙谷さん

町おこしには、利用率の高いSNSで、そのSNSに合った動画や投稿を行うのが大事よね。

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仁くん

SNSを上手く活用して、地域の魅力を発信する自治体がもっと増えれば、旅行先を探している人にとっても、地域にとってもWinWinになりそうです!

紙谷さん

うんうん。仁くんも旅行楽しんできてね!

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仁くん

ありがとうございます!SNSを駆使して、情報収集してみます!
紙谷さん、ありがとうございました!

 

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SNSでのプロモーションを検討中の際は、ぜひお声がけいただけますと幸いです。

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