ソーシャルコマースとは? 代表的な種類やプラットフォーム、現在のトレンドついて解説

ソーシャルコマースとは? 代表的な種類やプラットフォーム、現在のトレンドついて解説

今回は今さら聞けない「ソーシャルコマース」の基礎と代表的なプラットフォームについて解説いたします。
現在のトレンドや世代別の消費者傾向についてお伝えします。

目次

ソーシャルコマースとは

ソーシャルコマースとは簡単に言うと「SNS×EC」の組み合わせを指しております。
従来SNSは人と繋がることを目的に情報発信することが主な使い方でしたが、現在は商品やサービスを知るきっかけとなり、最終的にはSNSプラットフォームで購入までつなげることが可能です。

またEC事業者にとっても【認知】顧客へ情報発信し商品やサービスを知ってもらう、【拡散】それを他の人へ共有してもらう、【購買】最終的にはSNSプラットフォーム上での購買へつなげるといったコミュニケーションを取る上で非常に重要な手段の一つです。

なぜソーシャルコマースなのか、Eコマースとの違いは?

下記SNS普及率を見てもらうと分かるように、全世代においてスマホ・ケータイの普及率が上がっており、その中でもLINEの利用率は他のSNSよりも高く、10~60代で8~9割以上が利用しているという現状です。スマホ・ケータイを使ったコミュニケーションが活発に行われています。

年代ごとに主に活用するSNSプラットフォームに差はあれど、どの世代においてもSNSで商品やサービスを認知する、拡散する、買い物することは珍しくない世の中になりました。

KnowHow_blogレポートNTTドコモ モバイル社会研究所

引用:モバイル社会研究所 “「2023年一般向けモバイル動向調査 ".2023-04-17 (引用 2023-9-20)

では、「Eコマース」との違いについて解説すると「Eコマース」は販売や購入、決済はECサイトで行います。【認知】【拡散】する手段としてSNSプラットフォームを活用します。
対して「ソーシャルコマース」は【決済/購買】までもSNS上で行うことができるのです。このことで購入者にとって情報を得る場でそのまま決済が完了することから従来のECサイトよりも手軽にスピーディに商品を得ることができるメリットもあります。

今後ますますスマートフォンの普及率は上がり、それにともなってSNSの利用率も高まることが予想されるなかでEC事業者にとってSNSを活用した販売チャネル確保は避けて通れないでしょう。

ソーシャルコマースの種類について

ソーシャルコマースにはいくつか種類があります。代表的な型についてみていきましょう。

C2C型

“Consumer to Consumer”の略で、一般の消費者同士でのやりとりを指します。
SNSやサイトを利用してユーザー同士で取引を行います。
代表的なサイトはYahoo!オークションやメルカリなどです。

SNS・ソーシャルメディア型

ソーシャルメディア(SNS)をプラットフォームとして、商品の宣伝、販売、購入が行われます。「ソーシャルコマース」と呼ばれるものは大体こちらの型を指すことが多いです。
代表的なSNSとして、FacebookやInstagram、Pinterestなどです。

レコメンド型

商品のレビューを参考にして商品が購入される仕組みです。購入者に対しレコメンド機能としておすすめの商品として掲出し購入を促します。口コミ投稿やSNS拡散などを行うと割引サービスが提供されるなど特典もあるようです。
代表的なサービスは@コスメやAmazonなどです。

ライブコマース

ライブコマースは、ビデオでライブ配信をしながら商品を宣伝するソーシャルコマースの一種です。中国市場では主流の商品宣伝方法のようですが、日本でも少しずつ浸透してきた販促方法です。ライブ配信でユーザーからの質問を受け付けたり、写真だけではわからない商品の詳細を伝えることができます。TikTokやInstagramで見かけた方も多いのではないでしょうか。

代表的なプラットフォームについて

代表的なソーシャルコマースとして活用されているプラットフォームについてお伝えします。どのソーシャルメディアが人気なのか?どのような準備が必要なのか、分からないEC担当の方が多いかと思います。下記を参考に出品をご検討ください。

LINE

前述の通り全世代においてLINEは外せないメディアです。
日常生活において無くてはならないツールとなっており、ただチャットでコミュニケーションをとるだけではとどまらないものとなりました。
企業と顧客が繋がる場所としてさまざまな施策を日々実施しています。

顧客に商品やサービスを知ってもらう、注文してもらう、リピーターになってもらうために例えばクーポンを配信するなどOne to Oneのコミュニケーションが可能になります。(チャットコマースという販売形式でもあります)
LINEとYahooが統合したことでコミュニケーションとソーシャルを掛け合わせたサービスも多く展開されています。

Instagram

Instagramはご存じの通り写真を投稿するSNSです。
LINEではなくInstagramのDM機能を使ってやりとりする世代も少なくありません。
前述した通り主に写真を投稿するSNSであることから投稿画像から購入につなげることが可能です。

アプリ内に「Instagramショップ」を開設して商品を登録することができ、投稿する商品の写真や動画に「商品タグ」を付けることも可能です。商品タグとショップを連携させます。

この機能を「Instagramのショッピング機能」と言いますが、注意点としてInstagramでショップを開設するには、商品登録のために同じMeta社(旧Facebook社)のFacebookカタログの作成、FacebookとInstagramとを連携しておくことという2点が必須になります。

TikTok

Z世代に人気のTikTokはモバイル端末向けショート動画配信のプラットフォームです。
主な利用目的として「トレンドを知る」や「好きなインフルエンサーを見る」が挙げられ、そこから商品購入できる「TikTokショッピング」は消費者の目にとまりやすくスムーズに購入までつなげることが可能です。
動画を見ながら商品のインスピレーションを受け、商品やサービスを体験している自分を想像しやすいというメリットもあります。

ただし日本ではまだ実装されておらずゆくゆくは商品のアップロードから注文受付・配送などのフルフィルメントをTikTok内で管理できるようになる予定です。

Pinterest

Pinterest(ピンタレスト)は、インターネット上にある画像や動画を集めてコレクションできるSNSであり、シェアもできます。EC事業者にとっては認知獲得からシェアしてもらうことで拡大も狙うことができます。
日本では他SNSメディアに比べ認知度はやや低めではありますが、世界ではXよりも活用されているといったデータもあるようです。

EC事業者向けに搭載されている機能として「ショップタブ」「ショップタブ」「カタログ」「Shopify連携」を活用して連携、宣伝、販売することが可能です。

ソーシャルトレンドと世代別の消費傾向

Instagram、PinterestやTikTokなどの視覚的なSNSアプリは、 eコマースマーケティングに適しているといわれています。大半のソーシャルプラットフォームにeコマース機能が組み込まれており、買い手は気に入ったものを見つけたらその場でそのまま購入できる利便性も理解しています。

【KnowHowブログ】世代別の消費者の傾向_2

【KnowHowブログ】世代別の消費者の傾向

SNSマーケティング担当者の47%が、現在、自社ブランドが何らかのSNSアプリで直接製品を販売していると回答しており、18 ~ 44歳の買い物客は、SNSを使用して新しい製品を見つけることを好みます。Z世代の35%は、SNSを主にブランドや製品の最新情報をチェックするために使用すると回答しているようです。

引用:HubSpot“「グローバル ソーシャル メディア最新動向レポート2023 ". (引用 2023-9-28)

ほぼどの世代においてもSNSアプリで商品を購入することに対して抵抗はないようで、
これまで主流だった「広告接触」→「インターネットで検索」→「ECサイトで購入」ではなく
「自ら情報取得・検索」→「SNSでそのまま購入」が当たり前になりつつある中でEC事業者にとってソーシャルコマースはECコマースとは別に準備、活用する必要があります。

まとめ

SNSは引き続き顧客への発信、深い関係値づくりには欠かせないコミュニケーションツールとなり企業にとって販路・売上拡大には欠かせないです。特にBtoC向け企業にとってはSNSを活用することでロイヤリティを高めることができる可能性もあります。

一部プラットフォームにおいて日本での決済は準備中のものもありますが、
近日中に機能面でのアップデートも予想されますので事前に準備しておくことが重要です。

CCIではSNSマーケティング×ECにおいてもさまざまな課題を解決してきました。
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