【今、TikTokライブがアツい⁉】購入に繋げる秘訣をTikTokマーケターが徹底解説!
この記事でわかること
- TikTokライブの強み
- TikTokライブコマースでどのように購入へ繋げるか
目次
1. TikTokライブの特徴とは⁉
2. 弊社TikTokマーケター直伝!ライブコマースから購入へ繋げる方法!
ーTikTokのユーザー傾向
ーTikTokライブが盛り上がっている背景
ーTikTokライブコマースと相性の良い業界
ー企業が取るべき対応例
ーTikTokライブコマースとかけあわせるべきもの
TikTokライブの特徴とは⁉
TikTokライブの大きな特徴は、バックグラウンド再生ができることです。InstagramやYouTubeのライブ配信では、ライブルームから退出しないと他の動作ができませんでしたが、TikTokでは、アプリを閉じてもライブが流れ続けます。
また、ランダムにライブが表示されるおすすめ欄があるのも特徴です。この機能はフォロワー総数や過去に投稿した動画が人気になったことなどは直接的に影響を受けません。これにより、フォロワー数が少なくても多くの人の目に触れる可能性があり、フォロワー以外にもライブが届きやすいです。
弊社TikTokマーケター直伝!ライブコマースから購入へ繋げる方法!

- 城間穂乃香(しろまほのか)
- 大学生時代にミスコンや海の家の企画・運営の経験を積み、2021年に立教大学社会学部を卒業。その後マーケティングプロダクションにて、主にTikTokを活用したZ世代向けマーケティング業務を担当。2024年2月、CARTA ZEROへジョインし、TikTokクリエイターと媒体知見を活かしながらクライアントのSNSマーケティング全体を支援している。
TikTokの最近のユーザー傾向を教えてください。
城間:近年、Google検索のようにSNSで検索するというユーザー行動が増えています。そんな中、検索先での広告配信、TikTok内でのSEOが可能であることなどの影響もあり、TikTokでも「検索する」という行動が根付いてきています。現ユーザー層が3、4年後には購買層になることから、TikTokは媒体としてもっと勢いが出ると言われていますし、今のうちにTikTok施策を試していく必要があると考えています。
TikTokライブが盛り上がっている理由・背景を教えてください。
城間:ライブコンテンツが多様化していることが理由だと思います。
多くのライバーが他ライブ媒体からTikTokライブに移行していますが、背景には主に2つの理由があります。1つ目はTikTokライブの拡散力です。他の媒体では、ライバーを選んでその人のライブを見るのが基本ですが、TikTokではライブ自体に興味があって見に来るユーザーが多いです。
2つ目はTikTokでの収益の増加です。投げ銭文化が活発化しているのに加え、企業とのタイアップ投稿という形でライブ配信することが当たり前になってきています。インフルエンサーが増えるとコンテンツが多様化し、ユーザーも増えます。また化粧品メーカーのコスメレビューや、アニメ一挙放送など、企業やメディアもライブに参入しており、様々なジャンルのライブを視聴できます。
TikTokライブコマースと相性の良い業界は?
城間:スキンケア商品を含むコスメ業界、アパレル業界ですね。自分の肌質や色味、サイズが似ているインフルエンサーを探し、使用・着用したレビューを見ると、店舗に行かなくても安心してオンラインで購入できる状態を作れます。また、TikTokライブをバックグラウンド再生で聞きながら口コミサイトやInstagramといったアプリで口コミを調べられるのもこれらの業界と相性のいい理由です。
特に5000円以下の価格帯の商品では衝動買いや即買いが発生しやすいため、相性がいいと思います。

ショッピング機能のないTikTokライブコマースでは、企業はどのような対応を取るべきですか?
城間:ライブコマースに繋がるツールを持っている代理店に依頼するのがおすすめです。その上で4つの対応を例に挙げます。
- 購入への動線を簡略化
TikTokライブを見て、別ページに飛び、商品を選択、購入するという一連の流れは非常に複雑です。しかし、弊社の提携先を含めた代理店であれば、この動線をシンプルにできるツールを設計することが可能です。 - 脚本の組み立て
ライブ配信は生放送なので、本番中にハプニングが起きたり、商品に関する法的な制約を誤って伝えてしまうこともあります。したがって事前にコンテンツの詳細をしっかりと擦り合わせる必要があります。
また、私が最も脚本の組み立てで大切だと思うのは「終わりのあるライブ」設計です。終わりが見える「タイムテーブルの共有」を行うことで、視聴者は「この商品の紹介が終わるこの時間まで見よう」という気持ちになり、視聴維持を最大化することができます。TikTokライブは、テキストスタンプを使用することで視聴者にタイムテーブルを共有することができるのも、ライブ媒体として優位性のある部分だといえます。 - PDCAを回しやすくする
振り返りのためライブ配信を見返して分析するには大変な時間を費やしますが、ツールを入れることで解決します。ツールでは、コメントを一覧化できたり、どの時間帯にどういったコメントが集まったか、インフルエンサーがどういう発言をしたのかを、AIで抽出することができます。この発言をしたからこういうコメントが集まったという視聴者との接点を把握し、次のマーケティング施策に活かすことができます。 - キャスティングが肝!
キャスティングのコツは、案件やPRに関係なくいつもライブ配信をしている人を採用することです。普段からその人のライブを楽しみにしている方もいますし、おすすめによく出てくる人は、いつもライブ配信をしているという認識が視聴者に刷り込まれており、PRライブも受け入れられやすくなります。
ライバーは、Instagramなどの投稿と違い、リアルタイムでのユーザーコメントを企業の代わりに答えなければなりません。なので彼らはその商品について十分に勉強し、企業との擦り合わせも行います。普通のクリエイター施策と大きく異なりますので、十分な準備を行わないと失敗する可能性もあります。その人のファンに売るというような考えで、フォロワー数だけを見てキャスティングするのは得策ではありません。フォロワー数が少なくても、ライブ配信でその人のリアルなコミュニケーションを見て選定するのをおすすめします。

TikTokライブコマースと何をかけあわせたらいいですか?
TikTok以外のSNSです。他のSNSにその商品についてのコンテンツをためておくことが非常に重要です。口コミを調べた結果、ポジティブな意見が少なかったり、他の著名人やインフルエンサーが使っていなかったら購入まで至らない可能性があります。ユーザーごとにインフルエンサーの好みは異なるので、なるべく多くの商品との親和性の高い方たちをTikTok以外のSNSで固めておくと良いでしょう。TikTokライブコマースが流行っているといえども、事業・製品・ブランドとしてはいろいろな媒体からアプローチしていくべきです。
また、ライブコマースを実施した際、その効果検証についてのご質問をよくいただきます。多くの場合、自社ECではライブ配信経由で商品を買ったユーザーを測定し、ライブの効果を測ることができます。しかし、TikTokライブではバックグラウンド再生ができるため、ライブで気になる商品を見つけても、楽天やAmazonなどの別チャネルで購入してしまう人もいるかもしれません。これらのECサイトでの売り上げを伸ばすことが目的であればよいですが、ユーザーが「ライブ配信を見て購入に至ったかどうか」は計測できません。「TikTokライブの効果を測定したい」というクライアント様は、スムーズに自社ECに誘導するために「このライバー経由のこのサイトで購入すると割引がある」というようなメリットを提示すると効果的です。
TikTokライブは、ライブに興味を持たせ、視聴させ、衝動買いに繋げるスピード感が重要です。なので、視聴者専用のクーポンコードを配るなどの形式はTikTokライブではおすすめしません。コードをコピーする、メモする、という「タスク」をユーザーに与えると、やらない人がほとんどでしょう。できるだけユーザーに「タスク」を与えず、特定のリンク経由での購入が割引されるような形式をおすすめします。
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