「&Socialバズ道場」稽古、其の弐!~TikTok編~
第二回「&Social バズ道場」!
このシリーズでは、SNSマーケティング施策を検討しているクライアント様へ、弊社のSNSマーケターが媒体別でのバズらせ方をご紹介します。
実際にどの様な点を意識しながらアカウント運用・SNS広告運用を行っているのかなども合わせてお伝えしますので、お楽しみに!
それでは稽古 其の弐!参りましょう!
目次
1. 「&Socialバズ道場」TikTok編!
2. TikTokバズらせ方六つの心得
・「ファン属性の確認」
・「距離感」
・「透明性」
・「クリエイティブ」
・「インフルエンサーコラボ」
・「計測」
登場人物
仁(じん)くん
26歳、ある企業のマーケティング担当をしている若手熱血ビジネスマン。
ちょっぴりどんくさいところがあるが、周りから好かれている。
城間さん
城間穂乃香(しろまほのか)
大学生時代にミスコンや海の家の企画・運営の経験を積み、2021年に立教大学社会学部を卒業。その後マーケティングプロダクションにて、主にTikTokを活用したZ世代向けマーケティング業務を担当。2024年2月、CARTA ZEROへジョインし、TikTokクリエイターと媒体知見を活かしながらクライアントのSNSマーケティング全体を支援している。
「&Socialバズ道場」TikTok編!
仁くん、今回の稽古からは「媒体別のバズり方」を解説していくよ。今回はTikTok編!
私は普段、インフルエンサーのキャスティングや提案、TikTokをはじめとしたSNSマーケティングの支援業務を担当。クライアント様の悩みを徹底的にヒアリングし、プランニング、実行、そして効果分析まで一貫して対応しているよ。
今回は、TikTokで企業がインフルエンサーを起用する際のポイントなど、TikTokでバズる方法を見ていきましょう!
SNSの中でも、トレンドを頻繁に作り出しているTikTokでバズりたいです!色々教えてください!よろしくお願いします!
では、早速始めていくよ!

心得その一: インフルエンサーの選定にはファンの属性を確認
まず、インフルエンサーを選ぶ際には、フォロワー数だけでなく、彼らにどんなファンがついてきているかを意識することが必要なの。
それはどうやって知ることができるんですか?
TikTokのコメント欄は活気があるイメージがありますね!
それもTikTokの特徴の一つ。YouTubeと似ていて、コメント欄で会話が繰り広げられていたり、コメントに多くのいいねがついていたりして、動画の中でコミュニティが生まれていることがよくあるわ。さらに、TikTokではコメントだけでなく、いいねや保存機能も簡単に扱えるから、エンゲージメントを測るには非常に便利なの。
なるほど、コメントをチェックすることで、そのインフルエンサーのフォロワーがどんな人達なのかや、どんな反応をしているかが分かるんですね。
そう。それがブランドとマッチするかどうかを見極めるポイントになるのよ。インフルエンサーの真の影響力を理解するためには、エンゲージメントの質を見極めることが不可欠よ。

心得その二: ブランドとインフルエンサーの距離感を縮める
インフルエンサーとブランドの距離感も重要な要素のひとつ。単に案件としての関係ではなく、日常的に使ってもらい自然な関係性を築き、ブランドとインフルエンサーの距離を縮めることがポイントよ。
具体的にはどうすれば良いですか?
ただインフルエンサーに製品を紹介してもらい一過性のリーチを取るものにするというよりは、長期間使ってもらって、製品の特性や使用感を正しく理解してもらった上で紹介してもらうことが大切ね。
心得その三: インフルエンサーの発言は正直で透明性があるものに
仁君、インフルエンサーには商品を単に褒めてほしいわけではなく、ブランド商品の使用感を自分でしっかりと試してもらい、「本音」で語ってもらう“味見役”を期待しているの。商品の「良い点」だけでなく、「悪い点」も正直に伝えてもらうことが大切なの。そうすることでユーザーの信頼を得られるのよ。
たしかに、正直なレビューは信頼感に繋がりますね。
インフルエンサーの正直な意見がユーザーに伝わることで、その投稿を許可したブランドへの信頼も高まるのよ。それが売り上げにも繋がるの。
SNSユーザーは、気になっている商品が本当に良いものなのか、本当に自分に必要なのかを常に考えているの。なので、インフルエンサーにはしっかりと自分自身で商品を試して、本音でレビューを行うような動画発信が求められているのよ。
なるほど。消費者の代表として、責任をもって味見役を務めるということですね。
その通り。消費者は限られた予算の中で、どの商品を購入すべきか考えているの。インフルエンサーが実際に試して比較し、本当に良いと思った商品をおすすめすることで、ユーザーはその商品を信頼して購入に繋がる。インフルエンサーは企業の商品とユーザー個人をつなぐ重要な橋渡し役を果たしているのよ。それが成功の鍵なの。

心得その四: クリエイティブで飽きさせない動画作り
仁君、TikTokでバズらせるためには、1シーンごとの情報量を戦略的にクリエイティブ制作することが重要よ。TikTokはいつでもスキップできる媒体だから、企業の広告と分かった時点で多くのユーザーはすぐにスキップしてしまうわ。
なるほど、ユーザーの関心を引き続けるためには、工夫が欠かせないんですね。
広告だとしても見たいと思われるシーン作りやクリエイティブが重要よ。
TikTokでは視聴継続が重要な指標となるから、1シーンごとの見やすさや情報の伝わりやすさを意識してクリエイティブを作るべきよ。
具体的には、どのようなテクニックがあるんですか?
動画内の情報は、テロップやスタンプ、素材映像、音で構成されているわよね。その画角やテロップの配置なども細かい部分までが重要で、それぞれショート動画ならではのコツがあるの。これらについては私が日々コンサルを行っているので、ブランド動画に課題があるクライアント様はぜひご相談してほしいわ。

心得その五: インフルエンサー同士を繋げた施策
インフルエンサー同士を繋げることも、バズを生み出す要素となるのよ。
具体的にどんな戦略がありますか?
あるコスメ系のクライアントさんで、リレー形式の施策をやったことがあるの。最初に専門性が高い美容系のインフルエンサーに商品を紹介してもらい、その後に美容以外の別のジャンルのインフルエンサーが発信する形でね。例えば、最初に美容専門のインフルエンサーが商品のレビューをして、その後にライフスタイル系のインフルエンサーが日常に取り入れた投稿をし、さらにエンタメ系や検証系のインフルエンサーが続けるの。
なるほど、各インフルエンサーの専門性を活かしてリレー形式にするんですね。
そう。最初に美容のインフルエンサーにするのは信頼性を高めるためよ。彼らはイノベーター層で、新しいものをキャッチする人たち。そこからライフスタイルやエンタメ系のインフルエンサーに広げていくことで、評価や購買意欲を上げるのよ。
幅広いターゲットにリーチしていくのが狙いですね。
その通り。美容感度の高いインフルエンサーから始めて、どんどん広げていく。この方法なら、ブランドのメッセージを正確に伝えることができるわ。もし途中でバズっても、不自然なバズり方にならないし、商品の良さがきちんと伝わるの。
なるほど、だからこそ最初にその分野に詳しいインフルエンサーに正しく情報を伝えてもらうことが重要なんですね。
そうなの!

心得その六:効果的な エンゲージメントの計測
仁君、広告やコンテンツの成功を判断するためには、効果の計測が必要不可欠よね。エンゲージメントを適切に計測するためには、再生回数、視聴率、いいね数、コメント数、保存数、シェア数などの指標を活用することが必要なの。その中でも特に継続視聴率とコメント数が重要なのよ。
継続視聴率とコメント数は、どうやって計測するんですか?
継続視聴率は、動画にどれだけ視聴者が滞在してくれたかを示す指標で、計測には動画の全体時間と平均視聴時間を使うの。その動画にどれくらい興味を持ったか、つまりエンゲージメントになるから、この動画自体の評価になるわ。コメント数は、その動画がどれだけ関心を引いたかの指標になるの。
視聴率が高くてもコメントが少ない場合はどうすればいいんですか?
その場合、視聴率が高いものの、視聴者の関心を深く引き寄せていない可能性があるわね。視聴率だけでなく、コメント数やその内容も合わせて見て、どの部分で視聴者が惹かれたのかを分析することが大切よ。
コメントの内容を分析して、視聴者がどの部分でどれだけの興味を持ったのかを理解することが重要なんですね。
その通り。いいねや保存数も指標になるわ。いいねや保存数は後から見返したいと思ったかどうかがわかるからね。特に発言や商品の紹介の仕方が視聴者にとって参考になったかどうかが表れるの。
なるほど、ではコメントを活性化させるためにはどうすればいいんですか?
コメントを活性化させるためには、自分語りをしたくなるような魅力的な動画にすることが大切よ。また、購買意欲をかき立てるような内容も効果的。いいねや保存などの定量的なデータと、言いたいことが伝わったかどうかの定性的なデータ、両方を見て総合的に評価することが必要なの。

まとめ
最後に今回の稽古のまとめをするよ!

TikTokでインフルエンサーを起用してバズる方法、理解できたかな?次回は「Instagramでバズる方法」を伝授していくね!次の稽古もがんばってね!
城間さん、本当に勉強になりました。ありがとうございました!次回は、Instagram!TikTokとの比較も気になります!楽しみです!
&Social
◆CARTA ZEROが提供する「&Social」は、「広告 “&Social”」や「オウンドメディア “&Social”」など、幅広い広告手法や発信媒体を組み合わせ一貫性のあるSNSマーケティングを提供しています。SNS黎明期から様々なインフルエンサープロダクションとのリレーションを築き上げてきた経験を生かし、クライアントのビジネスを進化させるプロモーションをご提案します。
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