プロに聞く！インフルエンサーマーケティングとその効果～ビアフェスを事例に～

キャスティングから投稿管理、効果測定まで！「インフルエンサーマーケティング」とは？

日向：まずは、ビアフェスのインフルエンサーマーケティングの概要を教えてください！

担当者：はい、一般開放前にインフルエンサーの方々にお越しいただき、実際にどんなイベントなのか体験していただきました。開催前にイベント情報や感想などを、楽しんでいる様子とともに投稿していただき、イベントの認知拡大・来場促進を目指しました。

日向：主にどのような業務をしたのですか？

担当者：私が担当した主な業務は、イベントに来ていただくインフルエンサーのキャスティングと、投稿の企画・管理です。
まず、クライアント様がどのようなインフルエンサーを起用したいかヒアリングし、軸を定めた上で、候補の提案を行いました。その後、クライアント様とともに選定を行い、メールやDMなどでコンタクトをとりアサイン交渉しました。

日向：今回は、何を軸にキャスティングをしたのですか？

担当者：週末のお出かけ先を検討する人に訴求できる「お出かけ系アカウント」と、食材やビールの感想を発信してもらうための「グルメやアルコール系アカウント」を軸に採用しました。

担当者：インフルエンサーのアサインの次は、イベント当日のアテンドと投稿の管理に移ります。事前にクライアント様からイベント概要や目的、どんな内容を投稿してほしいか要望を伺い、オリエンシートを作成。それをインフルエンサーの方々に配り、共有します。今回は、商品の情報はもちろん、試飲、料理、そしてイベント全体の雰囲気や空間に関する感想、イベントの日時や場所の情報を含めるよう依頼しました。インフルエンサーの方々には、イベントを楽しんでいただいた後、投稿の下書きを送っていただき、クライアント様の確認を経て投稿してもらいました。

日向：内容を指示することにより、インフルエンサー同士の投稿が類似する可能性はありませんか？

担当者：たしかに内容の流れが似ることはありますが、それぞれのセクションごとにインフルエンサーの個性が出ますのであまり心配はありません。ビール好きのインフルエンサーはビールの味わいを巧みに表現し、グルメ系の方は料理の紹介が丁寧で、お出かけ系の方はイベントの雰囲気や楽しみ方を中心に伝えてくださいました。
人によって訴求の届きやすい要素は異なるため、インフルエンサー各々の個性を活かした多角的なプロモーションは、届けたい層に幅広くアプローチする上で非常に有効です。

日向：インフルエンサー投稿の効果測定まで担当したそうですね！

担当者：はい！投稿後、インフルエンサーの方には、「リーチ数」「インプレッション数」「いいね数」や「コメント数」といったインサイト情報を共有してもらい、効果の測定を行いました。

日向：今回のイベントではどのような成果があがりましたか？

担当者：まず、各インフルエンサーの合計フォロワー約20万人のうち、実際投稿に触れた人数が15万人と、非常に高いインプレッション数を獲得できました。投稿に対する「いいね」やコメント数をフォロワー数で割ったエンゲージメント率は、実際にどれくらい影響を及ぼしたのかを測る指標に使われますが、平均は「約2％」であるにも関わらず、今回「3.18％」と、プロモーション投稿の中で非常に優れた成果を出すことができました。
要因としては、活用したインフルエンサーとイベントやビールの相性が良かったことが考えられます。アサインしたインフルエンサーは、今回のイベントの投稿が普段の投稿と違和感のない人物であり、リールや動画を活用してイベントの雰囲気を効果的に伝えることができました。

インフルエンサーは盛り上げ役！？対面イベントでのプロモーション

日向：今回のように商品プロモーションを対面イベントで行う意義を教えてください。

担当者：まず、話題性が生まれ、テレビやWEBメディアなどに取り上げてもらいやすくなります。また、SNS映えしやすく、多くの人に拡散されることで商品や企業の認知度が上昇。さらにイベントに参加したことをきっかけに商品や企業に対し親近感を持つ人が増えることが期待できます。

日向：対面イベントにインフルエンサーを起用する効果は何ですか？

担当者：まず、インフルエンサーの投稿を通じて、イベント内容を拡散させることができます。実際に商品を試してもらい、リアルな感想を共有することができます。インフルエンサー自身がイベントを楽しむことで、熱量の高い投稿が期待でき、イベントの盛り上がりに貢献してもらえます。インフルエンサーは特定の関心を持つフォロワーをもっているため、需要のあるターゲットに効率的にアプローチできます。例えば、お出かけ系のアカウントのフォロワーは週末に外出することを好む傾向があり、グルメ系のアカウントのフォロワーは食への関心が高い傾向があります。したがって、ビアフェスに関心を持ちそうな層に効率よくアプローチすることが可能です。

アルコール広告へのリスク管理はCARTA ZEROにおまかせ！

日向：インフルエンサーマーケティングにおいてのCARTA ZEROの強みを教えてください。

担当者：弊社は前身の会社(株式会社KAIKETSU)から約15年の歴史を持ち、ブログの時代からインフルエンサーを活用したプロモーションを行っています。この経験が強みとなり、どのような表現を用いれば、より注目を集める投稿ができるか提案することができます。
さらに、SNS上のリスク管理も徹底しています。我々のこれまでのステマ件数はゼロです！外部のリスク管理会社と提携しており、ステマに関して厳格な審査を行っているため、安全にプロモーションが可能です。インフルエンサーマーケティングは、人が介在するため、イレギュラーな事態が発生しやすく、リスクが付き物です。こうしたリスクを未然に防ぐ方法を考えることが重要です。それでも、万が一問題が発生した場合には、経験に基づいた対処が可能です。インフルエンサーの投稿が企業のブランドを損なうことは避けるべき最悪の事態ですので、そのようなことが起きないようしっかりと対処します。
弊社にはソーシャルメディア部門と広告部門の両方があるので、かけ合わせた施策を実行することが可能です。インフルエンサーが作成したクリエイティブを適切に配信し、広範な視聴者に届けることができます。

日向：最後に、今後挑戦したいことを教えてください！

担当者：様々なSNSが存在し、動画が主流となる現代において、ドラマ風のPR投稿や企業との楽曲制作、アニメの活用など、様々な手法が用いられています。その中で、新たなバズを生み出し、流行させていくことに挑戦し続けていきたいです。プロモーションを起点として、人々が真似したくなるようなコンテンツを生み出したいと考えています。

 CARTA ZEROが提供する「&Social」は、「広告 “&Social”」や「オウンドメディア “&Social”」など、幅広い広告手法や発信媒体を組み合わせ一貫性のあるSNSマーケティングを提供しています。SNS黎明期から様々なインフルエンサープロダクションとのリレーションを築き上げてきた経験を生かし、クライアントのビジネスを進化させるプロモーションをご提案します。特にインフルエンサーのキャスティング力と施策の効果検証が強みで、国内外でタレントやインフルエンサーを幅広く起用しています。また、レポーティングや分析を通じて、クライアントのマーケティング強化に貢献しています。
SNSでのプロモーションのご検討、また、SNSマーケティング施策にお悩みの方は、CARTA ZERO「&Social」にお気軽にご相談ください。

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