【マーケター必見】誘客のカギはSNS！ 訪日外国人観光客が急増中、データから読み解くインバウンド市場

近年の新型コロナウイルス禍の水際対策が緩和され、訪日外国人観光客が増加しています。こうしたインバウンド需要は今後も高まっていくと考えられていますが、これらを適切に取り込むには、しっかりとした市場理解と対策が必要です。
そこで今回は、インバウンド市場や、データから読み解く各国の効果的なプラットフォームについてご紹介します！

国別訪日外国人の人数と消費額

■ 韓国・中国・台湾・香港からの訪問者が4割

まずは、国ごとの日本への訪問者数・消費額を見ていきましょう。
海外からの訪問者の数・訪問時の消費額ともに、韓国・中国・台湾・香港からの訪問者が4割となっています。

新型コロナウイルス流行前と比べ、中国からの観光客数自体は回復していないものの、日本滞在時の消費額は多く、高い購買力を有しています。

日本政府観光局（JNTO）発表統計よりCARTA ZERO作成

消費額の内訳

■韓国・中国・台湾・香港からの訪問者は「買い物」が多い

海外から人気がある日本文化や、質の良い日本製品を求めて、買い物に来る訪日外国人が多くなっています。特に、韓国・中国・台湾・香港からの訪問者は、旅行消費額のうち、買い物が占める割合が多いのが特徴です。
そのうち旅行消費額の総額では、韓国からの訪問者が一番高くなっています。

国別の消費額の内訳（単位：億円）

日本政府観光局（JNTO）発表統計よりCARTA ZERO作成

■「菓子類」「化粧品・香水」「衣類」「靴・鞄・革製品」「宝石・貴金属」が人気の傾向

買い物代を費目別に見ていくと、「菓子類」で中国・韓国・台湾・香港からの購入率が70％を超えており、人気が高いことが伺えます。
「化粧品・香水」は、中国・香港からの訪問者の購入率・購入者単価が高くなっています。
「衣類」「靴・かばん・革製品」においては、中国からの訪問者の購入者単価が特に高く、台湾、香港からの訪問者の購入率が、全体と比較して高い傾向にあります。
「宝石・貴金属」は購入率は、そこまで高くありませんが、購入者単価が非常に高いため、的確なマーケティング戦略を組み立てることで、高い成果が見込めます。



日本政府観光局（JNTO）発表統計よりCARTA ZERO作成

訪問者の情報源

■有力な情報源は「SNS」

では、日本への訪問者は、どのように旅行先の情報を見つけているのでしょうか。
下記の図を見ると、共通してSNSが有力であることがわかります。


日本政府観光局(JNTO）発表統計よりCARTA ZERO作成

訪日外国人観光客へのアプローチを考えるにあたって、SNSマーケティングは大きなカギになりそうです。
日本でも幅広く利用されているSNSですが、各国でも様々な使われ方をしているようです。それぞれの国ごとの特徴を見ていきましょう。

各国のSNS事情

■中国のSNS事情

WEBサイトの信頼性が低いことから、SNSによる情報収集が活発です。
中でも、口コミの生成と拡散性、消費者行動に影響を与えやすいのは「RED」です。

・RED（小紅書）
「世界中の良いモノが見つかる」をメインコンセプトとする中国最大級のソーシャルコマースプラットフォームです。
口コミ投稿型のSNSであり、EC機能も備えていることから、気になった商品や行きたい場所をREDで検索することが一般化しています。
現在、ユーザーは3億人以上。情報感度の高い若年層が多く、ユーザーの80%が1990年代生まれ、さらにその半数が1995年代以降生まれです。


出典：小紅書媒体資料

■韓国のSNS事情

幅広い世代でSNSが活発に利用されており、文化的背景からインフルエンサーの影響力が大きいなどの特徴があります。
口コミの生成と拡散性、消費者行動に影響を与えやすいのは「Instagram」です。

・Instagram
Meta社が提供している画像共有アプリケーションです。
日本の人口が約1億2,595万人であるのに対し、韓国の人口は約半分の約5,130万人ですが、それにもかかわらず、韓国におけるインスタグラムの月間利用者は日本の1.6倍といわれています。
2018年の調査では韓国全体で51％の人が使用していることが報告されており、韓国人インスタグラマーが人気を集めています。

■台湾のSNS事情

X（旧Twitter）が利用されていないことを除き、日本と似たプラットフォームが利用されています。
中でも口コミの生成と拡散性、消費者行動に影響を与えやすいのは「YouTube」です。

・YouTube
Google社が運営する、世界最大の動画共有サービスです。
台湾人の1週間におけるYouTubeの平均視聴時間は14.6時間という調査結果があり、日本人の平均約2.6時間と比較すると、利用が活発なことがわかります。
単なる娯楽として視聴するのではなく、関心のあるブランドや製品に関する情報を収集するためのツールとして利用するユーザーも多いようです。

こうした各国のSNSの特色を理解した上で施策を展開することで、インバウンド需要をしっかりと取り込むことができ、より高いマーケティング効果が見込めます。

CARTA ZEROは、インバウンドプロモーション（訪日外国人観光客に向けた商品・サービス・観光スポットの広告宣伝や販促活動）の需要拡大に応えるべく、外国人インフルエンサーを活用したインバウンド施策パッケージの提供を開始いたしました。

■パッケージ概要
当パッケージは中華圏・東南アジア圏の中でも、2022年の訪日外国人の約40%を占める中国・台湾・韓国からの訪日観光客にターゲットを絞ったプロモーションサービスです。
※中国・台湾・韓国以外の国で実施することも可能です。

【サービス項目】

• インフルエンサーキャスティング
• コンテンツ企画
• ディレクション代行
• SNSの投稿
• 商品の海外発送
• 投稿に伴う翻訳作業
• 広告運用
• 分析・レポート作成

グローバルな視点を用いたコミュニケーション施策に強みをもつCARTA ZEROが「外国人インフルエンサー」の提案から投稿・分析・レポートまでをワンストップでご提供し、 顧客企業の業績拡大と新たな価値創出に繋げてまいります。
相談・資料請求は無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。