TikTok発の次世代EC、「TikTok Shop」とは?!
この記事でわかること
ー「TikTok Shop」とは?
ーTikTok Shopの特徴と「買いたくなる」導線設計
ー先行企業3社の成功事例
目次
1. 新たな購買体験を生む TikTok Shopとは?
2. TikTok のメリットと影響力の広さ
3. TikTok Shopの主な機能
4. 海外の企業に見る成功事例
ーMySmile(マイスマイル)
ーCuza Candies(クザキャンディーズ)
ーKiehl’s(キールズ)
5. まとめ
登場人物
仁くん![]()
26歳、マーケティング担当をしている若手熱血ビジネスマン。
ちょっぴりどんくさいところがあるが、周りから好かれている。
真生(まお)さん
CARTA ZERO プロダクト事業局 &Social部
学生時代は、長期インターンシップに取り組む。SSPを取り扱う企業にて採用広報・CSR担当として従事。その後、人材企業にて学生向けのキャリアアドバイザー/企業向けのリクルーティングアドバイザーを経験。
大学では、地域創生マーケティングを扱うゼミに所属し、Instagram運用を実施。
Z世代として若年層向けSNS施策を得意とする。
また、アーティストの活躍を推進するためのSNS活用について日々研究を続けている。
〈趣味〉
推し活、旅行、お散歩
新たな購買体験を生む TikTok shopとは?
まおさん、TikTok Shopが日本でも始まるという記事を見たんですが、正直よく分からなくて…
お願いします!

©︎ tashatuvango - stock.adobe.com
TikTokのアプリで買い物までできるようになるんですか?!
普通のネット通販と何か違うんですか?
毎回リンクを開いて別のサイトに飛ぶ必要がなくなるってことですか?!便利ですね。
なるほど。見てから買うまでのプロセスが速いんですね!
TikTok のメリットと影響力の広さ
TikTokって、Z世代がエンタメとして楽しんでいるイメージですが…そんなに影響力があるんですか?
10代や20代が中心ではあるけれど、中高年層にも浸透しているんですね!それだけ幅広い世代が見ているなら、広告や商品紹介の影響力もかなりありそう。
出典:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 」(2022年)、総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 」(2023年)、総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要> 」(2024年) よりCARTA ZERO作成
次に、TikTokでビジネスをするメリットについて考えてみよう。近年、TikTokは情報収集プラットフォームとしての役割も大きくなっているんだ。以前はダンスやリップシンク動画を楽しむ若者向けのアプリというイメージだったけど、今は情報を得るために使う人も増えているよ。実際、TikTok Japanのレポートによると、TikTokが日本の名目GDPに約4,741億円も貢献しているんだ。
そんなに経済的効果があるんですね!
さらに、TikTokユーザーの30.5%が「動画を見て商品・サービスを購入したことがある」と答えている。60代でも17.6%が動画を見て商品を購入していて、高齢層にもTikTokが身近な存在になっていることがわかるよね。
若い人だけでなく、年齢が高い方にも影響力があるんですね。
TikTok Shopの主な機能
ここで、TikTok Shopの主な機能について3つ紹介するよ。
お願いします!
まずは「ライブコマース」。その名の通り、ライブ配信をしながら商品を紹介・販売できる仕組み。配信者は商品について詳しく説明できるし、視聴者はその場でコメントしたり、商品が気に入ればすぐに購入できるんだ。
まさに、見てすぐに、買えるんですね!インフルエンサーや企業の担当者がリアルタイムで説明してくれると、安心感もあります。
2つ目は「プロダクトショーケース」。これは、投稿者が動画内で紹介した商品をプロフィールページなどに一覧表示できる機能なんだ。例えば、「この動画で使ってるリップが気になる」と思ったとき、プロフィールを見ればすぐに商品のことがわかるんだよ。
視聴者は欲しい商品をすぐに見つけられるし、発信者の収益にもつながる仕組みですね!
そして3つ目が「ショップタブ」。TikTokアプリの中に、買い物専用のページがあって、商品をジャンルごとに探せるようになっているんだ。TikTokの中に小さなECモールがあるような感じだね。
もはや動画SNSというより、動画×ECのハイブリッドプラットフォームですね!
これらの機能が組み合わさることで、見て買うまでの流れがスムーズに提供できるんだ。TikTok Shopは、単なる動画投稿の延長ではなく、本格的な購買体験の場として注目されているんだよ。

海外企業の成功事例
動画で説明をただ見るより、リアルタイムで質問できる方が安心感がありますね。
海外では、TikTok Shopでの成功事例がたくさん出てきているよ。今回はその中の3つを紹介するね!
MySmile(マイスマイル)
まず紹介するのは、アメリカ発のオーラルケアブランド「MySmile」の事例。ホワイトニング製品を中心に展開している会社だよ。このブランドはTikTok Liveを積極的に活用して、製品の使い方をわかりやすく紹介したり、リアルタイムで質問に答えたりして、ユーザーとの距離を一気に縮めたんだ。歯のホワイトニングって少しハードルがある商品だから、使い方や効果に関する不安をライブ配信中に直接解消できたのが大きなポイントだね。
実際に商品が売れるプラットフォームとしてどれくらいの効果があるんですか?
MySmileはTikTok Shopを開始してから、わずか3か月で約1.5億円以上の売上を達成したよ。それから、広告費も増やしていったんだけど、その分売上も順調に伸びて、費用対効果も変わらず良かった。さらに、広告から実際に買ってもらうまでのコストは、普段のウェブ広告より8割も安く抑えられたんだ。
広告をたくさん出しても、効率よく売れるなんてすごいですね!

Cuza Candies(クザキャンディーズ)
次は、カリフォルニア発の人気キャンディブランド「Cuza Candies」の事例。SNS映えするカラフルなお菓子が特徴で、TikTok Shopを活用して売上を大きく伸ばしたんだ。Cuza Candiesはユーザー参加型のハッシュタグキャンペーンを実施して、TikTok上で話題を集め、人気クリエイターとのコラボ動画やライブ配信も取り入れ、ブランドの親しみやすさも伝えたよ。
親しみながら商品を知ってもらう工夫がされていたんですね!でも、それって「バズった」で終わっちゃいませんか?
そこが、TikTok Shopのすごいところ。Cuza Candiesはプロフィールにショーケースやショップタブを設置して、動画を見て気になった商品をすぐに買えるようにしたんだ。視聴から購買までの流れがスムーズだから、売上が飛躍的に増加したんだね。
エンタメと購買体験をうまく融合させた事例ですね!
Kiehl’s(キールズ)
最後に紹介するのは、スキンケアブランド「Kiehl’s(キールズ)」が、ベトナムでTikTok Shopを活用した事例。キールズは、1か月になんと40回以上ライブ配信を行ったんだ!視聴者とリアルタイムでやり取りしながら商品の魅力を伝えると同時に、動画広告やライブ連動のショッピング広告も使って、購入までの流れも設計していたよ。
ライブと広告を組み合わせたんですね!その効果は…?
TikTok Shopのスキンケアカテゴリで1位を獲得!ROI(投資収益率)は6.7倍、ライブ配信だけでも売上は43%アップしたんだ。フォロワーも1万人以上増えたんだって。
ライブ配信で信頼関係をつくって、広告でしっかり後押ししたんですね!

まとめ
まおさん、今日はありがとうございました!TikTok Shopの基本から成功のポイントまで知ることができました。
そう言ってもらえて嬉しいよ。これからの展開が楽しみだね!
はい!僕も実践したくなりました!
いいね!一緒に勉強して成果につなげていこう!
出典元:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」https://www.soumu.go.jp/main_content/000831289.pdf
出典元:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf
出典元:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000953019.pdf
出典元:TikTok for Business「Success stories MySmile」MySmile | TikTok for Business Case Study
出典元:TikTok for Business「Success stories Cuza Candies」How Cuza Candies Supercharged Video and Sales Growth | TikTok for Business Case Study
出典元:TikTok for Business「Kiehl’s」Kiehl's | TikTok for Business Case Study
出典元:TikTok Shop「TikTok Shop」https://business.tiktokshop.com/us/seller

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2025.7月Release【CARTA ZERO、「TikTok Shop」の公式パートナー「TikTok Shop Partner」に認定】(https://www.cartazero.co.jp/ja/news/20250724)
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