Z世代に続く新世代「α世代（アルファ世代）」とは？他世代との違いや特徴を徹底解説！

テレビでも取り上げられることが多くなったね！

朝から熱心だね！
ちなみに「Z世代」に次ぐ新世代として注目されている「α世代」は知ってる？

「α世代」とは、2010〜2024年頃に生まれた世代を指す言葉で、2005年にオーストラリアの研究者マーク・マクリンドル氏によって提唱されたんだ。

α世代は、全体的にデジタルリテラシーが高い「ミレ二アル世代」の親（1980〜1995年頃生まれ）から教育を受けているため、幼少期からデジタル機器に囲まれているんだ。
学校の授業でもデジタル教育が積極的に行われていることから、デジタルネイティブ世代とされているよ。

そんなα世代は、2025年には全世界に約20億人と、ベビーブーマー世代を超えて歴史上最大の世代になるとまで言われているんだ。

しかも、2029年までにα世代の経済的影響は約5兆4600億米ドル以上に達すると予想されているよ。

その心意気に応えて、ここからは更に詳しく説明していくよ！

いーちゃんはZ世代だよね？

Z世代もα世代と同じく、デジタル機器やインターネット、SNSのコミュニケーション等に抵抗がないという特徴を持っているよね。

でも、Z世代とα世代の一番の違いは、親の世代と学校教育にあるんだ。

その通り！デジタルリテラシーが高いミレニアル世代の親から教育を受けるα世代に比べて、Z世代の親は、まだデジタル化やインターネットの普及が十分でない世代であることから、Z世代は親からデジタル教育をあまり受けていないとされているんだ。
また、α世代はプログラミング等のデジタル教育が必修化したのに対し、Z世代でのデジタル教育はほとんど無かったことも大きな違いだね。

こうした点から、α世代はZ世代以上のデジタルネイティブ世代と言われているんだよ。

マーク・マクリンドル氏の報告書にＺ世代とのエンゲージメントの違いを項目別にまとめたものがあったので紹介するね！

α世代はZ世代と比較してデジタル上での支払いを行う傾向にあったり、インフルエンサーマーケティングとも更に親和性が高い傾向があるんだね。
ちなみに、Z世代以外の世代と比較したデータも。

違いが分かったところで、最後はα世代の3つの特徴について教えるね。

1つ目は、オンライン上のコミュニケーションに抵抗がないという点。
外出自粛が呼びかけられたwithコロナ時代を幼少期から過ごしてきたα世代は、SNSはもちろんオンラインゲームやVR、メタバース上でアバターを通してコミュニケーションをとる機会が多かったことが背景とされているよ。

このようにα世代は、先進的な技術への適応力が高いという特徴を持っているよ。

2つ目は、タイパを重視する点。

そう。α世代は、コスパよりもタイパを重視すると言われているんだ。
動画を倍速で再生して同じ時間で倍の情報を得たり、テレビよりWebサイトやSNSなどを活用して自分に必要な情報だけを手早く入手したりする傾向にあるんだ。特に情報収集をする際にその特徴が顕著に表れているよ。

あとは、自分好みの提案がされるパーソナライズサービスを利用する傾向にもあるみたい。

3つ目は、「モノ」よりも経験や興味を重視するという点。
安価でクオリティの高いモノであふれる現代では、α世代は「自分らしさ」を重視し、新しい経験や自分の価値観に合うもの、特別なものを選ぶ傾向にあるとされているんだ。

これからは「モノ」に固執せず、多様な価値観に対応できる体験やサービスを提供することが大事だね。

α世代が社会に出て消費の主役となるのは少し先だけど、α世代の価値観は親を通して家庭での購買動向に影響を与えているから、α世代を意識した戦略は既に求められているんじゃないかな。

少しでもマーケティングの参考になったら嬉しいな！