Z世代を中心に「推し活」加速中！？ファンの心を掴むマーケティング事例も併せて紹介！

いーちゃん、お疲れ様！
何見てるの〜？

なるほど！（笑）
最近、「推し活」という言葉もすっかり定着してきたね。

日本インフォメーション株式会社がZ世代（16歳～26歳男女）を対象に行った調査によると、Z世代の半数以上が「推しがいる」と回答したそう。また、インフルエンサーやアニメ系が推しの対象である人の方が、推しの人数が多い傾向にあるみたい。

年代が若いほど、推しが5人以上いる人が多いのも特徴ね！
ちなみに、推しの対象としては「J‐POPアイドル」が最も人気みたい！
唯一「J‐POPアイドル」が1位でなかった男子高校生は、「Youtuber・TikToker」「Vtuver」が他の性別や年代に比べて人気が高いようね。

うんうん！ちなみに、株式会社ジェイアール東日本企画が行った推し活の調査によると、15~69歳男女の、なんと約4割が推し活経験があるんだって！
Z世代が多くを占める15~29歳では、男性が48.2%。女性が61.6%と約半数が推し活経験者だと言えるね。

いーちゃんは「推し活」というと、どんな行動が思い浮かぶ？

それも推し活のひとつだね！でも、推し活の幅はもっと広くて、消費行動に与える影響も大きいの！
株式会社ジェイアール東日本企画の調査では、映像鑑賞や推しの誕生日や記念日を祝うなどはもちろん、推しが広告出演する商品を購入したり、企業広告を見に行ったりすることもあるみたい！

そんな推し活は、Z世代にとって「食費（外食以外）」「外食費」に続き、３番目に多く日常生活でお金を使う対象にまでなっているの！（日本インフォメーション株式会社調べ）

そうね。推し活経験者の約3割が、推し活目的で長距離移動を経験していることからも、推し活のためならお金や時間を惜しまないという人は一定数いるんじゃないかな。

さすが！いーちゃんは推しが広告に起用された商品を買ったことある？

あるあるだよね（笑）
株式会社ロイヤリティ マーケティングによると、推しを広告に起用した商品の購入経験は、全体で33.6%、アイドル推しは43.2%なんだって。購入した商品は、「スイーツ・お菓子」「化粧品・美容商品」が上位みたい。

推し活の実態が分かったところで、企業はどうマーケティングに活用しているか気にならない？

任せて！3社の事例を紹介していくよ！

まずはエスビー食品株式会社の事例から！
エスビー食品は、「まぜるだけのスパゲッティソース」の総合的なプロモーションとして、グローバルボーイズグループ「INI」を起用した「キミの推しスパは！？」キャンペーンを実施したの。

主力商品以外の幅広いソースの魅力を知ってもらうために、INIの11人のメンバーがそれぞれ「推しスパ」を紹介する形式になっているの。テレビCMの放映やブランドサイトの公開、INIメンバーの写真がデザインされたコラボパッケージの販売まで！

さらにタイアップ曲の制作や、Twitter（現 X）のハッシュタグを活用したキャンペーンも実施していたのよ。「#キミの推しスパは」「#エスビーまぜスパ」のハッシュタグがついたキャンペーンツイートをリツイートや引用リツイートすると抽選でオリジナルグッズがもらえたみたい。

実際、キャンペーン開始前の時点で「#エスビーまぜスパ」がTwitter（現 X）トレンド　2位、「#まぜるだけのスパゲッティソース」が3位、「#アンバサダーはINI」が4位に入るなど、大きな話題を集めたの。

次に紹介するのは、株式会社ローソンの「ウチカフェシリーズ」とジャニーズアイドルの「なにわ男子」によるコラボイベントだよ。
このイベントでは、なにわ男子と俳優の松山ケンイチさんをCMに起用し、双方のファンを呼び込む施策を行ったの。

特徴的なのは、店内放送イベントを実施した点。商品のコラボではなく、店舗に流す音声にメンバーを起用することで、ファンが来店したくなる工夫をしているの。メンバーごとに店内放送イベントの出演スケジュールを分刻みで公開しているから、ファンはメンバーの放送時間に合わせて来店できるんだよ。

ファンに寄り添った戦略で、SNSではローソン巡りの報告や、推しのお勧め商品を思わず買ってしまったという声が多く、大好評だったみたい。

最後に紹介するのは、株式会社フェリシモと株式会社池利のコラボ商品「推し色そうめん」！これは「推しを思いながら食べたい！」というキャッチコピーで、アイドルやキャラクターなどの推し活をする人をターゲットにしているそう。

そうめんの老舗である池利と大手通信販売会社であるフェリシモがコラボすることで、伝統と現代のニーズを融合させた商品を作り出しているの。5色セットや6色セットの他に、単色でも販売していて「推し」のイメージカラーを選んで楽しむことができるみたい！

青やピンク、黄色など華やかな色が多いから、食卓を彩ることもできるの！推しのイメージカラーに合わせたそうめんを持ち寄って、ファン同士で集まるのも楽しそうだよね。

うんうん！SNS映えもするし、一味違う推し活にはぴったりなんじゃないかな。

どの事例もファンの心を掴む工夫がされていたよね。

いい心がけだね！今日は仕事も一段落したことだし、私たちも推し活でリフレッシュしてまた明日から頑張ろう！