2024年、激動のSNSトレンドをコンサルタントが総まとめ -後編-|これからの運用ポイント
※本記事は前編/後編に分かれています。
- 前編(前記事):Xの変革・mixi2登場...全6プラットフォームを解説
- 後編(本記事):今後の予想/これからの運用ポイント
前編では、2024年のSNSプラットフォームの動向を振り返りました。
この動向を企業はどのように活かし、今後の運用に反映していけばよいのでしょうか。筆者がSNSコンサルタントに今後の予想/運用ポイントなどを聞いていきます。
今後SNSマーケティングはどのような方向に進んでいくのか
今後は、これまでのような「若年層に当てるならTikTok」「このSNSに出しておけば全世代カバーできる」といった世代別のSNS戦略は難しくなっていき、よりライフスタイルや趣向に焦点を当てた考え方にシフトしてくと思います。
デジタルによりユーザーの好みが益々多様化してきている中、人によって選択するSNSや利用の濃度が全く異なってきているためです。
また、縦型動画は引き続き伸びていくと想定され、ショート動画の活用はマストです。
SNSをメインで使っている世代が最初に触れたデジタルコンテンツは、YouTubeやInstagram・TikTokなどのため、動画/ショート動画に慣れ親しんでいます。
また「メイン世代に合わせて各社プラットフォームの仕様が変わり、段々とそれ以外の世代も慣れていく」といった潮流があります。今後プラットフォーム側もメイン世代に答えるかたちで仕様変更していくのではないでしょうか。
企業がこれからのSNS運用で気を付けるべきポイントは?
各SNSのアルゴリズムが頻繁に変わるため、従来の手法から運用戦略を変えていない企業は注意が必要です。どのSNSもユーザーコミュニケーションを重視するアルゴリズムになってきているので、フォロワー数を増やすことだけを目標にするのではなく、コミュニケーション重視のSNS運用にシフトしていくほうがよいと考えています。
次に、SNSプラットフォームの正しいアップデート情報や対策をキャッチアップする事が重要です。
残念ながらネット上ではアップデートに関するデマや根拠の不確かな情報が散見されますので、プラットフォーム側から「直接」正しい情報を得られるような企業とコネクションを持つか、そこの発信情報をチェックするとよいでしょう。
一部の公式クリエイター・SNSコンサル企業や広告代理店はSNSプラットフォームから定期的に情報アップデートを直接得られる機会があります。
複数のSNSプラットフォームを運用していくコツ
新興プラットフォームも台頭し、企業で複数のSNSプラットフォームを運用していくべきか、といったご相談をよく頂きます。
社内の人員・予算・素材が豊富にある企業であれば、複数プラットフォームを手広くやって検証していけたらもちろんいいと思うのですが、大半の企業はそうもいかないのではないでしょうか。
リソースが限られる企業は、自社がアプローチしていきたい層がいるSNSプラットフォームを見極め、まずはそこを軌道にのせることが大事だと思います。
その上で既存顧客にアプローチしてきたいなら、既存顧客が1番いるSNSを採用するのがいいと思いますし、今まで当たれてない新規顧客に対してアプローチしていきたいのであれば、新興SNSを選択肢に入れるといったような考え方になってきます。
始めに複数のSNSがスコープになるとしても、全部0から始めて軌道に乗せていくのは大変ですので、結局、全部中途半端になってしまうケースもあります。まずは自社に合うプラットフォームを絞って「軌道に乗せたら次」といった形の運用がおすすめです。
まとめ
2024年、動きが沢山あったSNSプラットフォームですが、これらの変化をキャッチアップしてSNS運用に生かしていくために、この記事がヒントになれば幸いです。
また、弊社のSNSコンサルティングサービス「Social AdTrim」では各プラットフォーマーとの強固な連携、200社以上のアカウント分析実績、業界トップクラスの継続率を強みとしています。SNS運用に関するお困りごとなどありましたら、是非ご連絡ください。
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